3秒でわからなくていい——「空気の芸術」と共に在ること|CFD009:三原聡一郎(アーティスト) 東京大学とソニーグループが共同で運営するCreative Futurists Initiative(以下CFI、越境的未来共創社会連携講座)は、異なる領域を越えて未来の共創をリードする方々を迎える対話の場「Creative Futurists Dialogues」シリーズ(以下CFD)を展開しています。第9回は、アーティストの三原聡一郎さんを迎えました。 かつて山口情報芸術センター[YCAM]在職時のプロジェクトを通じ、筧教授と「触覚」の探究を共にしてきた三原さん。震災を機に、ブラックボックス化したインフラを自作する試みから、関心は「空気」へと移ります。音、水、微生物——制御しきれない現象との対話から生まれる、環境への新たな眼差しをレポートします。(※) 記事中の所属・役職等は取材当時のものTEXT: Madoka Minamisawa PHOTOGRAPH: Yasuaki Kakehi Laboratory PRODUCTION: VOLOCITEE Inc.目次: サウンドから始まる「空気」への回帰 東日本大震災と「空白のプロジェクト」 振動・粒子・呼吸、三つの装置を巡る対話 3秒で理解されるより、30分滞在すること 空気と共に在るレシピ サウンドから始まる「空気」への回帰筧康明(以下、筧): 三原さんとは2011年頃に、触覚のプロジェクトで密に議論した仲です。今日は「空気の芸術」というタイトルで、装置もいくつか持ってきていただきました。対話できる場にしたいと思っています。 三原聡一郎(以下、三原):…






